似たくなかった美咲の顔は…大っ嫌いな顔。 あたしは自分の顔が大嫌いだ…よ。 恋のライバル(?)である美咲と比べられたり、そういった言葉が大嫌い。 コメカミがピクリと動く。 (なんて…奴…、誰かと比べられたり…比べたり…失礼だよね) 目の前の男はあたしの苛立ちに気付きもせずに話を続けている。 「将来が楽しみですね。美咲お嬢様はとても期待されていたかたですから」