「パパぁ…もう行かないと遅れちゃう」 ママが大荷物を組員の一人に持たせ玄関へと歩いていく。 「3代目っ!!本気ですかっ」 大声で叫んだのは陵。 「…陵…悪いね。あとは任せる」 玄関先へ急ぎ足で向かうパパ。 それを必死に追う陵…。 勝利の軍配は…パパだった。 組員が運転する車に乗り込んでしまった。 ノーパンクタイヤに防弾ガラスの窓に覆われているから…何をしても無意味