結局、あたしと陵は休んでいることにして、秀ちゃんの世話は組員が順番にすることになった。 「ふー。疲れた…もっと落ち着いたので遊びたいなぁ」 「そうですね…観覧車に乗ってみますか…」 あたしは陵の意見に賛成して二人で移動することにした。 ここの遊園地は珍しく、観覧車が二つある。 一つは“日本一大きい観覧車” もう一つは“乗ると願いが叶うジンクスの観覧車” (あたしが乗りたいのは…勿論、願いが叶う観覧車っ!!)