家を出てから30分経過した頃…大きな観覧車で有名な遊園地へと到着した。 観覧車がゆっくりと廻っている。 車から降りると護衛についてきた組員に護るように囲まれてしまった。 (うっざいっ!!っつうのっ!!) 秀ちゃんは大きな観覧車を指差して走り出そうとした。 「鈴ちゃーん♪おっきいよぉ…」 「良かったねぇ秀ちゃんっ、観覧車だよ」 “観覧車♪…観覧車…♪”走り出そうとした秀ちゃんは戻ってきて、あたしたちの周りを回り始めた。