「うさぎさん、今から僕が話す事を、疑わずに聞いてくれませんか」


 ぶたさんは覚悟を決めて、その場に座り込んでしまったうさぎさんに、やさしく声をかけます。 うさぎさんは、まだ酔いがさめていない様子で、ぼんやりとぶたさんの方をながめていました。


 「僕を信じて、今ある全てのお金を僕に預けてくれませんか」

 「・・・・・・えっ」