あたしは、控え室で両親と樹に付き添われ気持ちを落ち着かせていた。
この土壇場で、急に不安な気持ちになった。
日に日に膨らんでくるお腹とか、これから予想される仕事の引継ぎとか、出産とか、子育てとか、そんな不安が一気に押し寄せてきて、今ここにいる自分に自信がもてなくなった。
こんなあたしが、この純白のドレスを着る資格があるのか?
純粋無垢とは程遠い、こんなアラフォーのあたしが……
「姉貴は綺麗だよ。幸せになる資格がある」
「そうよ、裕子。あたし達の自慢の娘ですもの。ほんと、綺麗よ……」
そんなみんなの励ましの言葉も、うそぶいて聞こえて、不安を煽る。
涙が溢れて止まらなかった。
「俺、雅樹さん呼んでくるわ……」
と、樹が部屋を出ていった。
この土壇場で、急に不安な気持ちになった。
日に日に膨らんでくるお腹とか、これから予想される仕事の引継ぎとか、出産とか、子育てとか、そんな不安が一気に押し寄せてきて、今ここにいる自分に自信がもてなくなった。
こんなあたしが、この純白のドレスを着る資格があるのか?
純粋無垢とは程遠い、こんなアラフォーのあたしが……
「姉貴は綺麗だよ。幸せになる資格がある」
「そうよ、裕子。あたし達の自慢の娘ですもの。ほんと、綺麗よ……」
そんなみんなの励ましの言葉も、うそぶいて聞こえて、不安を煽る。
涙が溢れて止まらなかった。
「俺、雅樹さん呼んでくるわ……」
と、樹が部屋を出ていった。



