厚木工場のメモリーチップ製造ライン増設に関する意見書が企画室から上げられたのが今週初めのこと。
製造ラインを512Mの規格からにして増産し、その生産コストを抑えることが価格競争に勝つための重要課題だという問題提起だった。
それに真っ向から対峙したのが、営業部隊、つまりはこの開発課課長木村雅樹。
営業サイドからすれば、製品ラインナップが充実していることがセールスの基本であり、きめ細かな対応には不可欠であるというもの。
大手メーカーにはない小回りの良さが我が社の売りであるという、揺ぎ無い信念に基づいた反論だった。
で、この日参が始まったわけ。
かれこれ今日で四日目。
あたしだって、ついこないだまで営業の第一線で戦ってきたわけだし、あいつの言い分はわかる。
でもね、データから見て明らかなわけですよ。256Mはいずれ消滅する。だから、あたしはここで引き下がるわけにはいかない。
製造ラインを512Mの規格からにして増産し、その生産コストを抑えることが価格競争に勝つための重要課題だという問題提起だった。
それに真っ向から対峙したのが、営業部隊、つまりはこの開発課課長木村雅樹。
営業サイドからすれば、製品ラインナップが充実していることがセールスの基本であり、きめ細かな対応には不可欠であるというもの。
大手メーカーにはない小回りの良さが我が社の売りであるという、揺ぎ無い信念に基づいた反論だった。
で、この日参が始まったわけ。
かれこれ今日で四日目。
あたしだって、ついこないだまで営業の第一線で戦ってきたわけだし、あいつの言い分はわかる。
でもね、データから見て明らかなわけですよ。256Mはいずれ消滅する。だから、あたしはここで引き下がるわけにはいかない。



