「な……、白石、きさま……」
「俺たちの前じゃ、男前な柏木さんが、木村課長の前だと女に見える。それって、やっぱ妬けますよ」
「な……」
と言いかけた時、
「白石先輩、抜け駆けはなしですよ」
とチャラチャラした笑顔の森山が白石の肩を叩いた。
「携帯繋がらないから、多分ここだと思って」
あたしは、狭い、自分の行動範囲を呪った。
(なんか、あたしこいつらにおちょくられてる?)
あたしの動揺を見てとったかのように、白石が口を開いた。
「俺たち、同盟結んでるんです。でもって、『男前な女の地位向上を支援する会』立ち上げてますから」
は? なに? それ?
「俺たちの前じゃ、男前な柏木さんが、木村課長の前だと女に見える。それって、やっぱ妬けますよ」
「な……」
と言いかけた時、
「白石先輩、抜け駆けはなしですよ」
とチャラチャラした笑顔の森山が白石の肩を叩いた。
「携帯繋がらないから、多分ここだと思って」
あたしは、狭い、自分の行動範囲を呪った。
(なんか、あたしこいつらにおちょくられてる?)
あたしの動揺を見てとったかのように、白石が口を開いた。
「俺たち、同盟結んでるんです。でもって、『男前な女の地位向上を支援する会』立ち上げてますから」
は? なに? それ?



