金曜の夜、舞子からメールが来た。
『七時には行ける』
『了解』
あたしも短いメールを返す。
あたしは時間を気にしながらも、次々と用事を済ませていく。
授乳をして、裕樹を寝かしつけ、ご飯をしかける。
今晩は帰りに雅樹が駅前のとんかつ屋でカツを買ってきてくれる約束だ。
あたしは、キャベツを千切りにし、味噌汁の具を刻む。
一息ついたところで、再び携帯が震えた。
『もう七階、開けて』
あたしは玄関へと急ぎ、鍵を開けた。
「いらっしゃい」
ちょっと怪訝そうなあたしの顔色を伺うように、舞子がキーホルダーを掲げて見せた。
「もう、合鍵、もらってるからさ……」
舞子が力なく微笑んだ。
「今晩から同棲開始だって?」
「樹のやつ、ほんと、シスコンなんだから……」
「それ関係ないでしょ。
下に住んでりゃ、直に知れるんだし。
隠せるわけないでしょ」
「ま、そっか」
「ほら、入って」
あたしは、冴えない顔の舞子を中へと招き入れた。
『七時には行ける』
『了解』
あたしも短いメールを返す。
あたしは時間を気にしながらも、次々と用事を済ませていく。
授乳をして、裕樹を寝かしつけ、ご飯をしかける。
今晩は帰りに雅樹が駅前のとんかつ屋でカツを買ってきてくれる約束だ。
あたしは、キャベツを千切りにし、味噌汁の具を刻む。
一息ついたところで、再び携帯が震えた。
『もう七階、開けて』
あたしは玄関へと急ぎ、鍵を開けた。
「いらっしゃい」
ちょっと怪訝そうなあたしの顔色を伺うように、舞子がキーホルダーを掲げて見せた。
「もう、合鍵、もらってるからさ……」
舞子が力なく微笑んだ。
「今晩から同棲開始だって?」
「樹のやつ、ほんと、シスコンなんだから……」
「それ関係ないでしょ。
下に住んでりゃ、直に知れるんだし。
隠せるわけないでしょ」
「ま、そっか」
「ほら、入って」
あたしは、冴えない顔の舞子を中へと招き入れた。



