「俺も連れていけ!」 そう叫ぶ少年に、兵士は問いかけた。 「家族はいるか?」 「いる。親父とお袋と、それに妹が一人」 「なら連れてはいけん」 少年は兵士の返事を聞くと、急いで自分の家に戻り、調理場に置かれたナイフを手にした。