そう言って、2人は別れた。

それから数日たち、コウタからメールが来た。

『こんちわー!この前はびっくりしたな。』

あたしはすぐに返事を返した。

『こんちわ!!そうだね。この前はほんとに
 ビックリした!!』
『実はさ、俺小学と中学のときアイのことが、好き
 だったんだよね。』


あたしはその文字にビックリした。実を言うとあたしも
小学校、中学校のときコウタの事が好きだった。
でも、中1の学園祭のときにヒロキと付き合うことに
した。

コウタは人気者で、スポーツ万能で、馬鹿だけど、
カッコよくて、とにかくモテル人だった。

あたしの事なんかなんともおもっていないと思って
いた。

あのときあたしが、勘違いをしてなかったら
こんな思いはしなかったかもしれない。

『そうだったんだ。』
『実は俺、まだアイのことが好きなんだよね。
 アイは、俺のことどう思う?』

その文字に再びビックリ!!
でもあたしは、思ったままに返事をした。

『そうなの?
 あたしは、コウタのこと、友達だと思ってる。』

返事は来なかった。