みんなは、びっくりしていた。

「それなら、仕方ねーべ。」
「うん。そうだよね。」
「アイいなくなっちゃうのか・・・。
 寂しいな・・・。」
「そんな、別に一生逢えないわけじゃないん
 だからさ。」

「そうだな。また、遊ぶべ!!」
「そうだね!」
「クスリも・・・捨てようか!!」

みんな、持っていた薬をゴミ箱に捨てた。

そして、帰り道。
歩いてる人とぶつかった。

「ごめんなさい。」
「あ、大丈夫だから!!」
「あれ・・・。もしかして、コウタ?」
「お前は・・。アイじゃん!!」

「「えー!!」」

思いもよらぬ再会だった。
コウタとは、小中一緒で仲が良かった。

「そういえば・・・。まだ、ヒロキと付き合ってんの?」
「ヒロキは・・・死んだんだ。」

コウタはびっくりしていた。
あたしはコウタに全てを話すことにした。

「そういうことだったんだな・・・。
 つらかったよな。」
「でも、今は何とか大丈夫だよ。
 実は今あたし、妊娠してるんだ。」
「妊娠・・・?」
「うん。ヒロキのコ。」
「そうなのか。がんばれよ!!」
「ありがとう。」

「あ、そうだ、ケー番交換しねえ?」
「うん。いいよ。」

あたしとコウタは、ケー番を交換した。

「じゃあ今度連絡するな。」
「うん。ぜったいね!!」