勢いよく、扉を開けると 結構仲良かった子が教室にたくさん居る。 みんなに、"おはよ"と言ってから 自分の席に着いた。 のんちゃんと目でサインを交わし クスクスと笑いながら、 きっとこんな生活が1年間続くのだろう、 呑気に笑って、 平凡に暮らして… そんな1年が当たり前のように過ぎていくのだろう。 そう思っていた―――。 …奴が、 奴が来るまでは……。