"はぁぁぁ…"

校門を目の前に溜め息を、
流には聞こえないように小さく洩らす。

ここまで…、
ここまで、本当に長かった…。

で、もッ!!!

まだ、問題は残っている…!!!


人だかりの出来ている方を見ると、
なんとも言えない重圧を感じる…。

――そう…、
このクラス替えにあたしの運命は懸かっているのです…。