「ゆう君ちゃんと 待ってくれた?」 母親はそう言って ベビーベットの中を のぞき込むと 「きゃぁぁぁぁああ!!!!!」 大きな悲鳴を上げた そこには… 我が子の生首と 流れる血があった 胴体は無い 「なっ…なん…で……」 母親はこれが現実なのか悪い夢なのか わからなくなった ―ペタッ…ペタッ 足下から フローリングの床を 裸足で歩いているような そんな音がする