神人~伝説の神人が死んだ日~

あの娘が死んでも別に私は困らない。無理にも引き止めればよかったとも思わない。
あの娘の人生を私がどうこう言う権利もないし、あの娘の精神をちゃんと訓練しとかなかったバースが悪い。
「全く…あいつはどこまで人に迷惑かければ気が済むんだろ」
ルナはうんざりとため息を吐いて、先生の墓前に向いた。
「暫く忙しくなると思います」
風が吹き、その風がルナの背中を押した。