神人~伝説の神人が死んだ日~

そうだ。こんな所でぼーっとしてる場合じゃない。あいつを神書で人間に戻してやるって約束したんだ。その為にはあのピエロを片付けないと。
バースが走りだそうとした時、ダリアが立ち上がって声をかけて来た。
「バース、また私を一人にするの…?」
「ダリア…」
ダリアの寂しそうな顔を見ると気持ちが迷う。ダリアと一緒にいたいけど、私にはやらなきゃいけない事が沢山ある。
バースが迷っていると、ダリアがフッと笑った。