神人~伝説の神人が死んだ日~

ふらつき血を流すジョーカーがバースを睨み付ける。
「腕の力だけで…」
「伝説の神人の技だ。すげえだろ?」
「生意気な…」
しかし、腕の力だけで風を起こせたのはいいが、腕にかかる負担はハンパじゃない。こんなの何度も使えば腕が壊れてしまう。
「ふっ」
ジョーカーの笑いに向くと、ジョーカーは剣を回しながら言う。
「やはり貴女は許せませんね。苦痛を味わってもらいます」
「催眠術か?私には効かないぞ」
「そうでしょうね。貴女はさっきから私と視線を合わそうとしませんからね」