神人~伝説の神人が死んだ日~

街の中心から少し奥に入った所でバースは、アパートに囲まれた小さな公園に出た。ブランコなどの遊具はなく、公園と言うよりは空き地。
空き地には土管が横たえられていて、そこに一人の男が腰掛けていた。
「エル・ジョーカーか?」
聞くと、その男は冷たく笑い頷いた。
「まさか、生き返ってくるとは思いませんでしたよ」
「あんな所で死んでられないんでね」
「はは。せっかく後を追わせてあげたのに」
「あん?」
ジョーカーは気味悪い冷笑を浮かべ、