神人~伝説の神人が死んだ日~

バースに知らせようと銃を抜いた時、ヘウ"ンの表情に変化があった。
「!」
「く…」
苦しそうに息を一つついてヘウ"ンが目を開けた。
「大丈夫?」
銃をしまい声をかける。
「ルナさん…?」
ヘウ"ンはゆっくりと起き上がり、自分の身体をあちこち触り不思議そうな顔をする。
「私…槍で身体を貫かれたはずなのに…」
ヘウ"ンはそう言うが、ヘウ"ンの身体に目立った外傷はない。とにかく無事なら良かった。ルナはバースの事を伝えた。