神人~伝説の神人が死んだ日~

何もこんな時にやって来なくても。ルナは舌打ちして呆然としている子供達の所に向かった。
「早く逃げなさい!」
その声に子供達ははっとし、弾かれるように走り出した。
「喰われるぞー!逃げろ!」
「何なんだ!今日は!?」
大声を上げて逃げる子供達に向かって一体の鳥型魔獣が下降する。
「うわああああ!!」
子供に近付いた瞬間、ハンターの銃が魔獣の身体を撃ち抜いた。
ルナは銃を掲げ、
「お前等の相手は私だ」
子供達が逃げたのを確認して魔獣と向き合う。