それでも凌央は私だけを 見ていてくれた 「もうすぐ2年だね」 付き合ってから 2年が経とうとしていた 「じゃぁ…どっか行こうか」 2周年記念のデート 何を着ていこう… 授業中もそんな事を考えていた 「明日9時に朝陽公園な」 一緒に帰った帰り道で 約束をした 「じゃぁまたな」 凌央は笑顔で手をふって帰った その笑顔を見たのも 凌央を見たのもそれが最後になるなんて その時はおもってもなかった