「兄だよ?」 そうなんだ 私は頷きながらも、どうしていきなりそんな話をしだすのか分からなかった 「もう過去に1日だけ抱かれた男なんて忘れたか…」 その言葉に私は背筋が凍りつくのを感じた 「兄はK大で、俺とおんなじくらいの背で、髪の毛は金髪で…」 「目の下にホクロが、ある?」 「うん。思い出してくれた?」 コクりと頷いた