そう言うと、
小さく息を吐いて頭を抱えた。
「とりあえず…
会社のことで忙しいのに
時間作ってるっつーのは合ってる。
でも、お前が恐縮する必要はない。
俺が好きでやってんだから」
「でも…」
「そんで次。
気付いてやれなかった俺も悪いけど、
我慢してまで付き合わなくていいから。
体キツいならそう言え。
レッスンがあるから、とか、
そんなことで誤魔化されたら
ますます分かんねぇよ」
もしかして…さっきのこと?
「そんで…
正直に言ったからって呆れたりしねぇし…
つーか、俺のことそういう奴だって
思ってたことに呆れてんだけど」
「ご…ごめん、なさい………」
「それから最後…
"そういうことをするだけ"のって…
マジでそう思ってんの?」
そう言った先輩の視線が急に鋭くなる。
それに驚き思わず顔をそらすけど、
それを追うように
あたしの顔を覗き込まれた。
「なぁ、答えろよ」
「…ごめんなさい」
「謝れって言ってんじゃねぇんだよ。
マジでそう思ってんのかって」
「そ、それは…」
先輩の威圧に押されながらも
ベストな答えを探していると、
ふいにかすれた声で先輩が言った。



