そう言いながらカバンの中を
覗き込もうとする。
「や…やめてください…」
「あ、でもさ。結構可愛くね?
処女顔っつーかさ、清純そうな感じ」
「処女顔ってなんだよ…
まあでも、
ぶつかってきたお詫びもまだだし…」
意味深な笑みを浮かべ顔を覗き込む。
「清純な女犯すって興奮すんだよな」
ぞくっ
背筋が凍りついた。
恐怖で足が動かず、
男の人があたしの手首を掴んだその時。
「俺も好きだぜ、清純な女」
突然聞こえてきた声。
「…あ?誰だてめぇ」
あたしの手を掴んだまま
あたしの後ろの方へと
視線を向ける男の人。
あたしは振り返らず、
ただその声に耳をかたむけた。
「混ぜろよ。今からお楽しみだろ?」
「バカか。
誰がんなこと…って…聖条のⅢ類…?」
「おお、金持ちコース…って…
お、お前、確か獅堂財閥の…」



