「なら…
あたしじゃなくてもいいんですよね…」
「は?なんだよそれ」
「だって…毎日…会うたびにしてて…
先輩との時間はそればっかりで…」
やだ…涙が……。
自分でも分かるほど、
とてつもなくめんどくさい涙が流れた。
一方的にしゃべって…
質問したくせに勝手に結論だして…
おまけに泣くなんて…。
けど止まらない…。
「…未央…お前何を―――」
「未央?」
創吾先輩の言葉に重なるように
突然背後から声が聞こえてきた。
2人して顔を向けたそこには
猫を引き連れた優先輩。
「あれ、創吾もいる…
って……未央、泣いてる?」
創吾先輩からあたしに視線を移すと、
少し不思議そうな顔をした優先輩は
なぜかくすっと笑った。
「…すれ違い…ひどくなってる?」
「…どういう意味だ」
優先輩の態度が気に障ったのか、
創吾先輩が低い声で聞く。
「どういうって…
そんなの自分で考えなよ。
2人そろって俺に頼らないで」



