「…あら、ごめんなさい。なんだか微笑ましかったもので」
穏やかな口調でそう言う菅咲さん。
「仲がよろしいのね。創吾様がうらやましいわ、こんなにたくさんご友人がいらして」
見渡し、私と視線が合うと目を一瞬伏せた。
「何それ。嫌み?綺麗な言葉を並べればなんでも許されるとでも思ってるの?」
2人の制止の手を払い、美紅先輩が菅咲さんを睨みつける。
「西園寺グループのご令嬢、美紅さん。初めまして。創吾さんからお話は伺ってます。想像していたよりずっとお綺麗だわ」
「話聞いてなかったの?それとも聞こえなかった?自分に都合のいいことしか聞こえなさそうな性格してるものね」
「ひどい。初対面はまずご挨拶からでしょ?西園寺グループの品を疑われますわよ?」
2人の言い合いに卓先輩は顔を引きつらせ、優先輩は面倒くさそうに定位置に腰を下ろした。



