君に染まる(後編)



「あたしは先輩のなんですか?」



「あ?」



「あたしは…
先輩にとってなんなんですか?」



「何、言って…」



「あたしは彼女だと思ってます…
でも、先輩にとっては違うんですか?
ただの“相手”なんですか?」



「はっ…意味分かんねぇ…
くだらねぇこと言ってないで早く行くぞ」



呆れた表情でそう言うと、
再び腕を引っ張った。



それでも頑なに動こうとしないあたしに、
少しイラついた様子で対面する。



「いい加減にしろ」



「やっ…」



「未央!」



「やだ…離してください!」



強く掴んでくる手を思わず振り払った。



「先輩は…どうしてエッチするんですか?
なんのためにあんなこと…」



「…なんのため?」



あたしの言葉に眉間にしわを寄せると、
大きなため息をついて口を開いた。



「んなの…
やりてぇからに決まってんだろ」



なんだよ突然、と続ける先輩。