君に染まる(後編)



だから、結局こういう結論になるんだ。





「…あまり甘くないなら、いける」


一瞬、未央からチョコをもらう光景を想像しにやけそうになったのも束の間。



『え?』

「…え?」

『あ…えっと、平気なんですか?』



未央の声がえらく驚いていて、その上すごく残念そうに聞こえるのはなぜだろうか。



「平気じゃ悪いかよ」

『だって、甘いもの好きそうになかったから…ほ、本当に平気なんですか?』



俺が甘いものが平気だと知ってすごくショックを受けてるように聞こえるのはなぜだろうか…。




「甘すぎなければな…」

『あ…はい………分かり、ました…』



その後思い出したかのように「じゃあ、お母さんに伝えておきますね」と付け加えた未央はテンションの低いまま電話を切った。