「……っ…っはぁ………せ…ん、ぱっ……!」
未央の荒い息にハッと我に返る。
無意識にキスを続けていたせいか加減ができていなかったらしい。
俺を受け止めようとしているとはいえ、さすがに息苦しくなったらしく必死に俺の体を叩いてくる。
慌てて唇を離してやると勢いよく酸素を吸いこみ肩で息をしている。
「悪い、やりすぎた…」
「……い、いえ」
息を整えながら小さく首を振る。
耳まで真っ赤な未央を見下ろし、可愛いと思う気持ちと同時になぜここまで初々しいのかと疑問にも思う。
キスなんてもう何度もしているんだからそろそろ慣れてもいいはずなんだ。
それなのに、一向に息継ぎが上手くなる気配がない。
だからといってどうということはないし不慣れな感じを嫌っているわけでもない。
ただ気になるというだけで、むしろ…。
「………重症だな、俺」
「…なんですか?」
「いや、別に…もう帰るんだったよな、送るから一緒に帰ろう」
自分の性癖に気付いた小さな動揺を隠すように未央の手を無造作に掴んだ。



