先輩の彼女



午後からの授業はサボった

最後の授業が終わった後、鞄を持って学校を出た




帰り道、電話がきた



「何?お母さん…」

『帰る途中スーパー寄って来てくれる?』

「…わかった」



お豆腐を買い忘れたから買って来て欲しい、という内容

家に帰る道を、スーパーに行くためにいつもと反対の方向に歩いた


…行かなきゃよかった

そんな考えが頭をよぎる


しばらく歩いてあたしが見た光景



「…先輩」



…が、女の人と歩いている所だった