先輩の彼女



最近あたしは昼休みも先輩に逢うため屋上に行く

友だちに何か聞かれても秘密にしてたから

友だちはあたしに何も聞かなくなって…あたしに関わらなくなった


でも、それでもいいんだ

先輩と一緒にいたいもん




キーンコーン
  カーンコーン

その時、昼休みが終わった


先輩は立ち上がって



「…俺は彼氏じゃない」



いつも通り無言…じゃなく、あたしに突き刺さるような視線を向けて、屋上から出ていった