「先輩、あたしホームラン2本打ったよ!」





あまりに突然だった。





びっくりした俺が振り返ると





そこには1つ年下の





安藤えみが立っていた。





「えみじゃんっ!!!

2本も打ったのかよ。

スゲーじゃん。

次の試合見に行くからな!」





「絶対観に来てね!」





そう言い残して





えみはどこかへ行ってしまった。