「あれ、りゅういっつあん。いつからマミと勉強してたん?」





戻ってきた小塚が



あたしと先生を見てそう言った。





「途中からね」





すごく普通に



先生が答える。





「へぇ」





小塚は自分の口を



「へ」の字にして



何も言わなくなった。











あたしはその夜



同室の女の子たちが



遅くまでぺちゃくちゃ



話してるのにもかかわらず



とても幸せな気分で



眠りについた。