チラリと横目で葛城さんを見ると唇を噛み締め、拳を握っている。
「ありさの新しい彼氏?こいつ浮気ごときですぐ怒るから考え直した方がいいよ。いい所は顔と家柄ぐらいだから。」
タバコに火を付け、紫煙を吐き出すこの男。
浮気ごときって……なにがごときだよ。
「言いたい事はそれだけ?」
身体中燃えるほど苛ついてるのに、自分の声は冷静なものだった。
「はぁ?」
この男のすべてがムカつく。
男がフッと口を緩めた瞬間、顔面に拳をめり込ませた。
あと数発殴りたいけど、騒ぎになったら困るから踵を返し葛城さんの手を取って歩き出した。
「みっ三井さん!?」
「黙ってついて来て。」
葛城さんに八つ当たりしたくないだけど、苛つきが抑えられない。
この前蹴り入れた男ってさっきの奴だったよな?
なんでもっとボコボコにしなかったんだ。
それ以前にあんな最低野郎と付き合ってたなんて、男見る目ないんじゃないのか?
無理矢理葛城さんを引きずってたどり着いた所はラブホだった。
「ありさの新しい彼氏?こいつ浮気ごときですぐ怒るから考え直した方がいいよ。いい所は顔と家柄ぐらいだから。」
タバコに火を付け、紫煙を吐き出すこの男。
浮気ごときって……なにがごときだよ。
「言いたい事はそれだけ?」
身体中燃えるほど苛ついてるのに、自分の声は冷静なものだった。
「はぁ?」
この男のすべてがムカつく。
男がフッと口を緩めた瞬間、顔面に拳をめり込ませた。
あと数発殴りたいけど、騒ぎになったら困るから踵を返し葛城さんの手を取って歩き出した。
「みっ三井さん!?」
「黙ってついて来て。」
葛城さんに八つ当たりしたくないだけど、苛つきが抑えられない。
この前蹴り入れた男ってさっきの奴だったよな?
なんでもっとボコボコにしなかったんだ。
それ以前にあんな最低野郎と付き合ってたなんて、男見る目ないんじゃないのか?
無理矢理葛城さんを引きずってたどり着いた所はラブホだった。

