振り返ると愛美にホッペタの空気を抜かれた。 「ブッ!」 そのせいでボクは変な音を出してしまった。 『あはは!由紀ウケル〜!』 愛美はお腹を抱えて大笑いしている。 何がそんなにおもしろいのだろうか。 「愛美、笑いすぎ…」 『ご、ごめん。由紀の顔がおもしろくって!』 「もぅ、いいから早く教室に行こうよ!」 『そうだね』