「愛美〜!こっち、こっち〜!」


人混みのなかから手を上げてヒョンヒョン跳ねてみた。


『由紀〜!どんどん行かないでよ!』


愛美は人をかきわけてやって来た。


「だって、クラス気になるじゃん♪」


『はいはい、はしゃがないの』


「いいから〜!は〜や〜く〜!」


ボクは愛美の腕を引っ張ってクラス表の前まで来た。


今更だけどボクは前橋由紀(マエバシユキ)。
今日から華の女子高生♪