「それは違うよ。
褒められたのは桔梗が頑張ったから。
俺はあくまでそれを少し手伝っただけ。
桔梗の努力がないと褒められないよ。」
「…あり、がと。」
クシャクシャと頭を撫でられると、恥ずかしいような嬉しいような気持ちになる。
あたしは昔から、これをされると下を向いてしまうんだ。
顔が赤くなってるのがわかるから。
昔はそれがなんでなのかわからなかったけど、今ならわかる。
お兄ちゃんだから…だよ。
―――――
事務所の応接室で待つこと30分。
マネージャーと二人なのはなんともないけど、今いる場所が"応接室"なのには緊張以外何物でもない。
ガチャッ
「え?」
現れたのは、あたしでも知ってる音楽プロデューサーと社長さんだった。
「お早う御座います。」
「あっ、お早う…御座います。」
え、なんで?
どうして?
なんであたし、この人達と一緒にいるの?
褒められたのは桔梗が頑張ったから。
俺はあくまでそれを少し手伝っただけ。
桔梗の努力がないと褒められないよ。」
「…あり、がと。」
クシャクシャと頭を撫でられると、恥ずかしいような嬉しいような気持ちになる。
あたしは昔から、これをされると下を向いてしまうんだ。
顔が赤くなってるのがわかるから。
昔はそれがなんでなのかわからなかったけど、今ならわかる。
お兄ちゃんだから…だよ。
―――――
事務所の応接室で待つこと30分。
マネージャーと二人なのはなんともないけど、今いる場所が"応接室"なのには緊張以外何物でもない。
ガチャッ
「え?」
現れたのは、あたしでも知ってる音楽プロデューサーと社長さんだった。
「お早う御座います。」
「あっ、お早う…御座います。」
え、なんで?
どうして?
なんであたし、この人達と一緒にいるの?

