ある日、施設の子とその職員らで、ピクニックに行った
ピクニックと行っても、弁当の中身は
ご飯、漬物といった味気ないものだった
それでも、みんなとても楽しんだ
久しぶりに外にでたからだ
弁当の時間、千里が菅のペンダントを欲しがってた
「だーかーらー、これは大事な物だからダメなの」
困り果ててる菅とは対照的に千里は笑っていた
「いいじゃん。自分だけ高価な物つけてずるいよ」
「高価じゃないしね。これ、めっさ安物だから」
とこんなやり取りをしている二人を横目で見てトイレに行く信
トイレは大分ここから離れていて一人であまり行きたくなかった