シャワー室から出ると陽那斗とアゲハがじっと俺を見てくる

「なんだよ」

冷蔵庫から水を取りソファーに座る


『綺麗な体だね』
『キャン』
真顔で陽那斗は言う


思いもしない言葉を…ましてや真顔で言われて照れて返す言葉が見当たらない


『照れてる?』
ニヤリと笑う陽那斗とキャンと吠えるアゲハ…

俺は二人をスルーして制服を来て鍵と携帯と財布を持ち立ち上がる

「行くぞ」

陽那斗はあわててアゲハをゲージに入れて俺の後ろをついてきた