蝶と龍


朝アゲハが俺の顔を舐めて俺を起こしてくれた


「おはよ」

アゲハはシッポを振りながら俺を眺める

アゲハを抱き上げ寝室を出て餌をやっていると、倉庫に泊まっていた連中が『奈央さん』と呼びながら扉をノックする


「…どうした…!!!!!!」

扉を開けるとそこにいたのは困った顔をしたメンバーと陽那斗


『起きたらフロアにいたんすよ』

那都矢が苦笑いしている


「とりあえず入れ」


陽那斗を部屋に入れ扉を閉める