あれから3ヶ月たった4月 桜がまい始めた頃、俺達の通う綾蘭学園は入学式を迎えた 『奈央~起きてよ~』 『挨拶しなきゃだろ?』 屋上で寝ている俺の両側で夜李と麗が騒いでいる だりぃ… 「麗代わって」 目を瞑ったまま麗に言う 『首席が挨拶するって決まってるんだから奈央が行きなよ』 「…はぁ…」 ため息をつき起き上がった俺は、面白がる二人に体育館に連行された