蝶と龍

「陽那斗!」

トイレで叫ぶと奥の掃除道具入れから陽那斗が出てきた


『…ふぇっ…』

俺の顔見て安心したのかその場で泣き始めてしまった

陽那斗に近寄り抱き締めると陽那斗が震えてるのが分かる

「悪かった」

陽那斗は首を横に振りながら『夜李を捕まえたやつらを麗が追ってる』と夜李達の心配をしている


陽那斗…
「分かった」

俺は陽那斗をお姫さまだっこしバイクまで行く