陽那斗にヘルメットをかぶせてバイクに跨がると麗がバイクでやってきた
『遅くなった』
麗は笑ってるつもりだろうが顔が疲れてる…
家大変そうだな…
『犬?』
夜李とじゃれてる犬を見つめて俺に聞いてきた
「…溜まり場行く」
麗は何かを察して『わかった』と言い笑う
『陽那ちゃん犬抱っこしてバイク乗れる?』
陽那斗はしばらく考えて『たぶん』と答えると夜李から子犬を預かる
『奈央安全運転だよ』
夜李は俺を睨みながら忠告してくるとバイクに跨がりエンジンをかけ、俺は陽那斗の片手を腰に回させつかまったのを確認してバイクを出した

