蝶と龍

『じゃ僕が行くよ』
夜李は張りきってる

『じゃ夜李明日朝8時には千夏さん家に行ってね』
電話していると思った麗が夜李に言う

『わかったよ麗』

それから家に帰り俺は眠りについた


プルルル━電話だよ!
プルルル━電話だよ!
プルルル━…

「…チッ」

誰だよこんな朝早くに
ディスプレイは"風間千夏"

千夏さん?

「…はぃ…」

『迎えまだ?』

「あ゛?」

『むかえ』

「夜李が行ってんだろ」

『来てない』

夜李の寝坊癖を忘れてた
麗は午前中忙しい
しかたね―

「今何時だ?」

『8時10分』

「後5分待ってろ」