蝶と龍


案の定、夜李が戻って来た頃には髪はぐしゃぐしゃで疲れきっていた

夜李の頭を撫でヘルメットをかぶせてやる

「麗」
『了解!!夜李おいで』

エンジンをふかすと徹さんが『若いね~』といいながら笑ってる


『千夏さんなんかあったらまた連絡してください』

『藍斗~まったね~♪』

ペコッ

それぞれ挨拶をして俺達は繁華街へ向かう


徹『千夏。あいつらに言ったのか?』

千夏『いや…』

徹『だろうな』


二人がそんな会話をしてるとも知らずに