『でも俺達会ったことないですよね?』
『あぁ…私のパパつまり陽那斗のおじいちゃんの所にいたからよ』
麗は陽奈乃さんの表情を見逃さなかったがこれ以上は聞かなかった…いや聞けなかったんだろう
それから『今チームはどうなんだ?』とか『お前ら彼女いねぇのか?』とか他愛のない話をしていると玄関を開ける音がして
『きっと陽那斗よ』
陽奈乃さんが言ったと同時にリビングにあの金髪女…いや…陽那斗が入ってきた
『ただいまぁ…』
俺達を見て固まる陽那斗
『お前の学校の先輩だ。挨拶しろ』
陽那斗は千夏さんの言葉に『どうも』とだけ言って頭を下げる

