蝶と龍


「陽那斗」

『ん?』

俺は手招きして陽那斗を俺の膝の間に座らせる


陽那斗は俺の間に体操座りした


『お風呂入ってないから臭いかもよ?』

笑いながら陽那斗は俺に灰皿を渡す


灰が落ちそうなのを気づいていたんだろう

俺が灰皿にタバコの灰を落とすと陽那斗は俺のタバコを取り自分が吸った


一口吸うと俺に返し換気扇に向かって煙を吐き出した