そろそろパーティーも終わろうとしているころには面子も潰れ始めていた
「そろそろお開きだ」
俺は肘掛けから立ち上がり麗と夜衣に告げる
俺の声とともに麗は残りの面子と一緒に潰れた面子を起こし始め、夜衣はテーブルの上の残骸を片付け始めた
そんな姿を見て陽那斗も片付けを手伝い始めた
麗『陽那ちゃんは座ってて』
『でも…』
夜『いいから~いいから~』
二人に手伝いを拒まれてしぶしぶ戻ってきた陽那斗の手を取り奥の部屋に移動する
部屋に入り陽那斗を1人掛けのソファーに座らせる
俺はまた肘掛けに座る
『今日楽しかった』
呟く陽那斗の頭をなでると俺に寄りかかってきた
『みんないい人だね』
「だろ?」
『うん。いい仲間だね』
そう言った陽那斗はどこか寂しげだ
俺は陽那斗の前にしゃがみこむ
「お前の仲間だ。大事にしてやれ」
『うん』
そしてそっとキスをした

