蝶と龍


『そこに座れるのは総長だけなんだよ?』

オレンジジュースを陽那斗に渡しビールを俺に渡しながら麗が陽那斗に言う


『え?じゃ私座っちゃだめじゃん』


慌てて立とうとする陽那斗


「お前はここに座ってろ」


『で…ででも…』

麗は慌てる陽那斗を見ながら笑っている


「総長の女は座れんだよ…お前は誰の女だ?」

陽那斗を再び座らせ俺は肘掛けに座る


陽那斗は納得したのか座ってオレンジジュースを飲み始めた


「麗」

俺は麗に合図する


『はいはい』

麗は奥の部屋にいきアレを持ってきた

俺はそれを手に取ると陽那斗の右手の人差し指にそれを付けた